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日記はなるべく毎日更新し行きたいと思っていますので是非読んでください!尚、文法的な間違いや漢字
の間違いなどいろいろあるかと思いますが、許してくださいね!私にとって、日本語の勉強は永遠のテーマです。
この日記はYahooのブログにも載せています:http://blogs.yahoo.co.jp/ulrikayui
2006年11月25日(土)
スウェーデンのクリスマス

日本に長くいるからに日本のクリスマスにはなれていますが、最初はかなりの違和感がありました。
町に出ると飾りがすごい!毎年イルミネーションも増えています。また、最近、自分の家にものすごいイルミネーションをつける人もいますよね。「イルミネータ」と呼ぶそうです(今朝のテレビ情報)、、、
クリスマスはこんなものだと思っている日本人も多いと思いますが、アメリカではそうです。スウェーデンのクリスマスは全く違います。

クリスマスの準備はアドベントから始まります。(Wikipediaから:アドベント (Advent) とはキリストの降誕を待ち望む期間の事。日本語では「待降節」または「降臨節」という。西方教会では、11月30日に最も近い日曜日(11月27日 - 12月3日の間の日曜日)からクリスマスイブまでの約四週間のこと。)

今年では12月2日からスタートしまし。 そこから切り済ますのカウントダウンが始まります。最近では、日本でもアドベントカレンダーというものを売っています。毎日カレンダーのふたを開けて、中のチョコレートを食べられる、、、スウェーデンにももちろんアドベントカレンダーがあります、子供にとってこの時期はとても楽しいです。

家でのクリスマス飾りはクリスマスが近くになったら、多くの家は12月23日、クリスマスツリーや家の飾りをします。12月はクリスマス料理、クッキー、お菓子などを作ります。もちろん手作りです。

そして、12月23日、本物のもみの木を家に入れて、飾ります!子供にとってはわくわくです。スウェーデンではクリスマスイブがメインの日となります!プレゼントはストッキングに入れません。プレゼントはクリスマスイブにもらいます。

多くの家ではお父さんがサンタの格好をしてクリスマスイブの夜に来ます。うちもそうでした。夕方、夜になると突然父が「タバコ買ってくるね」と言って、私達がいつも「急いでね、またサンタにあえなくなっちゃうよ!」そして、父がいない間、サンタが来ます!!子供達がわくわくしながら、少し怖い、、そしてサンタが帰ったあと、父が帰ってきます「またサンタに会えなかったよ!!」と私達が怒りました、、、、

25日、26日は祭日ですので、家族と一緒に過ごします、親戚を呼んで一緒に食事をしたりすることもします。(日本の正月みたいに)クリスマススリーや他の飾りは1月10日ぐらいまで飾ります。

スウェーデン人にとっては、クリスマスが家族と一緒に過ごす時です、美味しいクリスマス料理(スウェーデンのクリスマス料理もアメリカた全く違います)、クリスマスプレゼントは友達とも交換しますので、いっぱいもらいます!

今は日本のクリスマスになれましたので、いろいろと工夫しています。例えば、クリスマスツリーなどは12月のはじめから飾ります。日本の場合はクリスマスの次に正月が来ますから、その前に全部片付けるようにしています。プレゼント、料理はスウェーデン風ですが、サンタは来ませんので、プレゼントをツリーの下に置いておきます。12月中旬ぐらいから置くようにしていますので、子供達が毎日のようにプレゼントを持って触ったり、振ったり、何が入っているのかを当ててみたりします、、、

2006年11月19日(日)
子供を産まないと幸せになれないのでしょうか?

テレビで代理出産についての議論がありました。これも本当に難しい問題です。

私の中ではまだ賛成か反対のどちらかの意見求まっていません。

しかし、私の中のひとつの疑問は、女性が必ず子供を産まなければならないのでしょうか?もちろん、子供がどうしても欲しくて、なかなか出来ない方がいっぱいいます。不妊治療を繰り返してやっと子供が出来る方がいっぱいいます。そういう方にとっては、今の医療レベルが上がって、子供を産むことができたのがとてもいいことだと思います。

しかし、社会として、子供がいなくても、幸せな人生が待っているんだよ!というメッセージを出す必要があるのではないでしょうか?医療技術が上がって行くと「まだ諦めないで、、今の時代いろいろな方法があるから、諦めるならすべてをやってみてから、、」と周囲(夫、姑、友達など)に言われる可能性が高くなるのでは、、と心配します。治療に挑戦して大丈夫な方と、治療に長年挑戦して、精神的にぼろぼろになる方もいると思います。

スウェーデンにも同じ問題がありますが、日本はまだまだ、「女性が子供を産まなければならない」「夫の子供を産んであげないと、、」との古い考えが残っています。

医療技術が進歩するのが非常に良いことですが、その裏面もあります、、それを考えながらこの問題を議論して欲しいですね。(また、相変わらず議論するのがほとんど男性です、、、、男性は女性の気持ちを分かるのでしょうか、私が無事に2人の子供に恵まれているから、私も不妊で苦しんでいる方の気持ちを分からない部分がいっぱいあると思いますが、、)

2006年11月15日(水)
人生から逃げている大人は情けない

子供達の自殺だけではなく、大人の自殺までが続いていますね、、日本の自殺率は世界1になっているのでしょうか?(スウェーデンも自殺が多いですが、、)

自殺をした校長先生などの方には同情できませんね、、ただの逃げです。逃げることしかできない人間は指導者として何ができるのでしょうか?私が娘達に教えているのが、例えばやっては行けないことをやったとしても、それを隠すため、うそをつくより、正直に言った方がいい、、それでも怒られるかも知れませんが、本当のことを言えたことに対して褒めてあげます。学校でもそのようなことを子供達に教えて欲しいと思いますが、、結局学校のトップがずるいことをしたり、うそをついたりして、自分が追い込まれた時、正面から問題とぶつけて行くのではなく、自殺をして逃げてしまう!、、、

私達外国人は日本と言えば、「腹切、Harakiri」「切腹、Seppuku」などの言葉を侍映画から習っています、また戦争では「神風、Kamikaze」という言葉を覚えました。でも、その時代の行動は、今の「逃げ自殺」とは違うような気がします。そう思いたいです。ほとんどの欧米人は「日本人はすごい!勇気がある!」と思っていると思います。しかし、最近の報道が欧米人に伝わったら、日本人はただの臆病に見えてしまうでしょう。

親、先生達が正面から問題を解決できないなら、子供達にもそれが出来るようになるわけないです。義務教育、9年間を終えて、ほとんど読み書きが出来ない子供がいます。そういう子供は結局上手く「逃げ切れた」でしょう、また先生達がその子のことを諦めたでしょうね、、、諦めること、逃げることが楽ですからね。思い切りぶつかって、戦って、子供を逃がさないなどをするためにはかなりのエネルギーが必要です。

また道場の話になりますが、師範は道場生を逃がさない、、「お腹が痛いから稽古を休む」「突き指をしたから稽古を休む」などの理由があっても「それなりにやれ!」と子供達がいつも師範に言われ、結局休めない。子供達が挨拶が出来なかったら、思い切り怒られます。約束事を忘れたら、きちんとその理由を説明させます。そういう時、泣いて、うまくしゃべらない子もいます(多くの場合は逃げるために泣いているのがみえみえですので、普段でもそれを使って物事から逃げているのでしょう)、普通だったら「もういい、次は気をつけてね」というかも知れませんが、きちんと自分の言葉で説明ができるまで待つ、絶対逃がさないのが師範のやり方です。それが厳しすぎると思っている方もいるでしょうけれども、子供達がどうせ逃げ切れないのが分かったら、約束事を守るようになりました、忘れた時は怒られるのがわかっていてもちゃんと自分の口で言いに来るようになりました。

子供達を救いたいのであれば、私達大人はどんなことがあっても逃げては行けません。ですから、大人たちの自殺報道を聞くとただ腹が立ちます。

2006年11月13日(月)
社会は女性を必要としているのに、、、

教育問題が毎日のようにテレビで取り上げられています。週末のには6時間のスペシャル番組もありました。コメンテータとして、教育評論家、教育委員会関関係者、政治家、教師などが出てきて、りっぱな意見を言ったりしますが、、、、ほとんどの人が男性です。本当に残念ですね。りっぱな意見を述べている皆さんの中で、自分の子供の教育に積極的にかかわった方が何人かがいるのでしょうか?日本の場合は、子育て、家庭内の教育を行っているのがほとんど女性なのに、表に出てくるのが男性です、、、やっぱり私としては納得できません。

日本の社会が変わって来たとは言え、今だにほとんど子供と合わない父親達が多すぎます。(もちろん、一生懸命子育て、教育にかかわっている父親もいます、うちの道場生の父兄には多く見れます!)
また、女性にもっともっと活躍して欲しいですね。女性教師はそんなに少なくはないと思いますが、女性の校長、教育委員会関係などは少ないです、、、確かに今の日本の社会のシステムに原因があるのかも知れませんが、女性の皆さんももっと積極的に上を目指して行って欲しいです!

今の社会は女性の意見や考えを必要としています!(男性の皆さんがまだそれに気がついてないと思いますが、、、)

2006年11月10日(金)
あなたは自分のことが好きですか?

「自分を愛せない人は人を愛せない」とよく言いますが、本当にそうだと思います。

この間娘の公開道徳事業に行ってきました。2年生です。子供達が自分のいいところを書き出して、自分に賞をあげるというのがテーマでした。皆いいところがいっぱいあるのに、ほとんどの人が悩んでなかんか自分のいいところを書けませんでした。「自分の悪いところを書きなさい」と言われたらいっぱい書けたでしょうね、、親は(私を含めて)子供を叱ったり、注意することが多いですが、子供のいいところをしっかり伝えているのでしょうか??私自信が子供達のいいところを伸ばしたいと思っていますが、、、それがちゃんと子供に伝わっているのでしょうか?、、少し考えさせられました。

私自信は自分のことが好きです!この間、「奥様は外国人」という番組に出させていただきましたが、そこにはオオザッパの私が紹介されました。主人がよく手伝っている夫で、私がオオザッパな妻という感じかな?、、友達には「何か旦那がすごくよく見えたたけど、、、ウルリカのオオザッパなところばかりが取り上げられたんだね、、」と言われたが、私が自分のそのオオザッパさがマイナスだと思っていません、(「だから変わらないだね!」と夫にいつも言われますが、、)。日本の場合は理想の妻という考えがありますから、私みたいな人はきっとそれに当てはまらないでしょう。でも、私が自分の仕事をやって、道場の手伝いをして、家事をやって、子供のことをやっているわけですから、すべてを完璧に細かくこなしたら、絶対無理です。普段の日のご飯の盛り付けが少しオオザッパだったり、洗濯物が斜めに干してあったりしていても別にいいんじゃない、、と思ってしまいます。私のご飯は美味しいですよ!


だから、私がオオザッパというのが、マイナスではないと思っています。周りがどう思うか分かりませんが、私がそういう自分が好きですし、そういう性格だから、すべてをこなすことが出来るわけです。

皆さんはどうですか?周りに言われて、無理に自分を変えようとしませんか?自分が好き自分でいられるのが一番いいと思います。もちろん、人間は常に成長していかなければならないと思いますが、社会的に「こうであるべき」という概念に無理にあわせる必要はないと思います。「自分らしく」「自分が好き」のがキーワードだと思います。それがあれば、心の余裕ができて、人を好きになれると思います!

2006年11月9日(木)
正義感だけでは何もできません

毎日のいじめ問題の報道で本当にいろいろと考えさせられます。

この間自殺した女の子が「正義感の強い子でした」「いじめられた他の子に声をかけたり」「間違ったことに対してちゃんと、間違っている、と言える子でした」など、彼女が本来”いじめられる対象にはならない”タイプの女の子だったという話です。

このいじめ問題を聞くと、きれいごとばかりの議論ご多いような気がします。

まず、根本にあるのが、人間が存在している以上、いじめというものがなくなりません。大人の社会にもいじめがいっぱいあります。学校を批判している親の間、PTAの中にもいじめがいっぱいあります。

また、子供達に「いじめられた子がいたら、助けてあがないとだめだよ!」と大人が教えていますが、うちの道場生がいつも師範の言われていますが「人を助ける前にまず自分が強くならないと行けない」。結局、どんなに正義感があっても、自分自身が強くないと人を助けられません。これが現実です。

「強い子」を育てるため、いろいろな方法や考え方があると思いますが、私は基本的に「強い子」というのが自分自身をしっかり持つ子だと思います。自分の事が好きにならないとだめだと思います。子供だから、自分自信を探している最中です。

人を助けたいならある程度の覚悟がないとだめです。まずそこから教えていかないといけないと思います。単なる、「皆と仲良くしましょうね!」、、、というの結局理想論です、皆と仲良くはできません。皆に好かれる人というのが基本的にいません。私自信が自分の周りにいる人間の皆と仲良くしているわけではありません(仲悪くする必要ももちろんないですが、、)、嫌いな人もいるわけです。当然、私のことを嫌いな人もいるわけです。

ですから、一生懸命皆に好かれようとしても、それは無理です。大人になったら、好きではない人、嫌いな人と一緒に仕事をしたり、付き合いをしていかなければならないのがわかってくるし、それが出来るようになります。(大人でも出来ない人が残念ながらいますが、、、)しかし、子供の段階ではまだそれが出来ません。子度が言葉の重みもまだわかっていませんから、平気で友達を傷つける発言をしてしまいます。

正義感の強い子がすばらしいと思います、しかし、それが自分に跳ね返って来た時、どう対象すればいいのか、そこまで親がフォローをしてあげないと無責任だと思います。

私自信が小学校6年生ぐらいのときの話ですが、いつも4人グループの女の子で遊んでいました。
このグループが私と私の一番仲の良い友達と他の仲良し2人の友達で出来ていました。私達4人が毎日のように一緒に遊んでいました。ある時、グループの2人が万引きを始めました。学校の近くにあったお菓子屋さんでの万引きでした(駄菓子やのようなところでした)。最初は2人だけでしたが、しばらくたつと私と仲良くしていた友達もプレシャーに負けて万引きをしました。そして3人が私にも一緒に万引きをやるようにと言ってきました、私がそれが絶対いやだと言ってしなかったですが、その次の日から3人に無視され始めました。1年生から毎日遊んでいた子までが私を無視しました。彼女が学校が終わってから、他の2人がいないところで、「遊ぼう!」と電話をくれました。私が彼女に学校で一緒に遊ばないなら、隠れたところでしか私と遊べないなら、2度と遊びたくないと言って電話を切りました。その日から私があの3人と一切遊ばなかったのですが、結局私をいじめようとはしましたが、私にはそれが利かなかったからいじめまで発展しませんでした。そういう友達なら一人の方がいいと思っていましたから、結局私をいじめても面白くなかったでしょう。
私自信も他の友達と遊ぶようになりました。

何かがきっかけでいじめられるようになるのが分かりません。でも、自分自身を持っているなら、大丈夫です。また、親とのコミュニケーションが本当に大事だと思います。私がそのとき、すべてのことを親にも話しをしましたが、親は解決方法を出さないで、それが私自信がやりました。しかし、一人で解決できないなら、親が必ず私の見方をして助けてくれるという安心感があったと思います。

いじめは絶対なくならないと私が言っていますが、もちろん理想に向けて、いじめのない社会を目指すべきだと思います。ただし、理想に向けて頑張りながら、現実をしっかり見て行くべき、そして、現実の社会に強く生きる子度を育てるべきだと思います。

2006年11月8日(水)
娘達の会話

昨日の娘達の会話に少し笑ってしまいました。将来どういう人と結婚したいという話になって

次女が「強くて、やさしくて、掃除してくれる人」
長女が「そうね、強くて、やさしくて、掃除、洗濯、ご飯を作る、、、、家のことをすべてやってくれる人がいい!」
次女「そうね!それがいい!」

と2人の間に話が盛り上がっていました、、、、

あなた達は何をするの?と聞いたら
「テレビを見て、遊んで、テレビを見て遊んで、寝る、、、」と長女が言いました、、そこで長女が少し考えて「やっぱり寝ないで一応起きてあげる!かわいそうだから、、」と言いなおしました。

、、、、、、この会話を聞いたらただのわがまま娘2人に聞こえてしまいますが、、そのうち現実が違うということがわかってくるでしょう。私も、子供の時、家のことをすべてやってくれる人と結婚するとずっと言っていましたが、現実はやはり違ってきました。(夫がいろいろとやってくれるとは言え、結局女性である私がほとんどの家事などをやっています)

そういう意味では、子供の時これぐらいに極端な考え方があってもいいかも知れません。その方が最終的にバラナスが取れるのではないでしょうか。

もう少し考えてみたら、女の子がこのような考え方をするのが「極端」になってしまいますが、男の子に置き換えたら、結婚相手から同じようなことを求めても誰もおかしいと思わないかも知れません(日本では)、、、

2006年11月6日(月)
スウェーデンの同棲法
この間スウェーデンの離婚についての記事を書きました。結婚をしないで、ずっと同棲をしているカップルも少なくはないという話もしました。

同棲の時、法律にどのように守られていることについてご質問を頂きましたので、また記事にしましたた。
「同棲法」という法律はありますが、この法は結婚していない男性と女性が結婚と似たような形で一緒に暮らしている時の住宅や家裁についての権利を定めている法律です。
同棲しているカップルが分かれた場合には、住宅、家財を半分ずつに分けなければならないということがこの法律に決まっています。この法律はあくまでも住宅と家財のみを取り上げていますので、お金、車などのようなもに関しては、最初から所有していた人が分かれたとしても所有者になります。

相続権もありませんので、相手が亡くなった場合は遺言がなければ相続することはできません。しかし、相続権がないとは言え、相手が亡くなった場合は2人の住まいの一部をもらう権利があります(約100万分)。

スウェーデンでは結婚をしないで、ずっと同棲のままの方が多いですが、子供ができてから、最終的に結婚する方も多いです。

スウェーデンには同性愛者を守る法律もあります。「パートナーシップ登録法」という法律です。パートナーシップ登録法は基本的に結婚と同じことです。パートナーシップの登録は地方裁判所で行われます。教会での結婚は認められていませんが、法律的には結婚と同じ扱いとなります