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日記、2007年1月
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日記はなるべく毎日更新し行きたいと思っていますので是非読んでください!尚、文法的な間違いや漢字
の間違いなどいろいろあるかと思いますが、許してくださいね!私にとって、日本語の勉強は永遠のテーマです。
この日記はYahooのブログにも載せています:http://blogs.yahoo.co.jp/ulrikayui
2007年2月8日(木)
問題発言の連続

相変わらず、国会審議が進まないですね、、、、またまた柳沢大臣の発言で大騒ぎになっているようです。

しかし、今回の「健全」発言について野党もそこまで反応しなくてもいいのでは?と私が思ってしまいます。確かに言葉だけを取ってしまえば、適切な表現ではないかも知れませんが、日本のカップルが2人以上の子供が欲しいという考えを持つことはいいことだと思いますよ。

子供が欲しくない、作らない、欲しくても出来ない人もいるし、結婚しないでずっと1人で暮らする人もいるし、同性愛者もいるし、、生き方としてはさまざまな形があります、それはそれでいいです。

しかし、出生率を増やしたいというのが国の考えでもありますし、多くの国民の考えでもあるわけですから、そこで子供が欲しいと思っている日本の若いカップルの考え方は嬉しいですよね!それが「健全」だといったから、他の生き方が「不健全」ということになるのでしょうか?、私がそう思えません。


この間の「女性は子供を産む機械」発言に対して、私もかなり怒っていましたが、野党が次から次の発言に飛びついてしまうと野党にとってマイナスになるのではないでしょうか?

とにかく、政界には女性が入らないといけないと思います。ですから、町の女性の皆さんがこのような発言が問題だと思うのであれば、自分達で立ち上がって、政界に入って行かないとだめでしょうね。
私がいつも言っていますが、女性と若い世代が政界に入らない限り、何も変わらないです。

柳沢大臣が辞めたとしたら、厚生労働大臣として不沢しい方はいるのでしょうか?やはり女性の方がいいのでしょうか?もちろん女性だからいいということでもないです、能力の問題ですよね。どちらにしてももう少し若い方がいいと思います、そして、日本一般家庭の現状をよくわかっている方でないと女性、男性関係なく、現実的でない少子化対策ばかりが出てくるような気がします。

2007年2月6日(火)
いちご

この間テレビであるイチゴ(名前が覚えていません)から規準値の9倍もの農薬が検出されて、販売ができず、捨てることになりましたという報道がありました。私の中では、、やっぱり、という感じです。

日本に来る外国人のほとんどがいつも驚くのが、果物の値段、高〜い!!そして果物の形、りんごでしたら、すべてのりんごが完全に丸いし、大きさも同じです。イチゴもそうです。自然に育つならこんな形になるわけないとやはり疑問に思っていました。確かに味は美味しいです、でも果物を食べる時はいつも「大丈夫かな?」と不安を感じながら食べてしまいます「どうやってこんな形になったんだろう、、」


スウェーデンや他のヨーロッパの国に行けば、果物の形はさまざま、大きくて、小さくて、凸凹があったり、いろいろなキズもついています、でも美味しいですよ!果物はいろいろな形があるものだと皆が思っていますが、日本の場合は果物は綺麗な形でないとだめという考えを持つ方が多いでしょう。

果物は人間と同じで、いろいろな形があっていいのではないでしょうか?なぜ、形も大きさも色も全部同じでないでいけないでしょうね?

2007年1月31日(水)
人によって受け止め方が

今日日本に住んでいるオーストラリアの男性と会いました。彼が3年位日本にいて、奥さんは日本人で1歳ぐらいの息子さんがいます。

私が外人と接する機会が少ないので、日本にいる外国人の気持ちを理解しているつもりであまりわかっていないのかも知れないと彼と話をして思いました。

彼が小学校で英語を教えていて、仕事が大好きと言っていました(子供達と一緒にいることが大好きです)。しかし、日本人と日本の社会にはなじめないとも話をしました。日本人ほど自己中心で、不親切な人とあったことがないと彼が話しました!私がとても驚きました。私と正反対の印象です!!私が日本に来て、日本人の親切さ、思いやり、気配り、などにとても感心して、今まで学ぶことも多かったです。

何で受け止め方がこんなに違うのでしょう?彼はまだ3年で、私は18年日本にいますが、滞在期間問題ではないと思います。私は日本に着いたその日から日本と日本人が好きでした。

彼が日本語をそんなに出来ないですが、一生懸命日本語で話しをしようとしているし、性格もオープンで明るいから日本人に受けいられないタイプではないです。なのに何故でしょう?

彼が言った日本人の自己中心的な態度の例をいくつかあげます:
*サラリーマンが電車に入るために目が見えない方を思い切り押したところをみました
*年寄りに席を譲らない
*とにかく、朝ラッシュでは自分が遅刻をしないためには何でもする、
*職場(学校)では彼が先生達に無視されている
*彼が日本語で話ししても相手にされない
*先生同志のコミュニケーションが全くない
*先生は自分のことしか考えてなく、他のクラスや他の先生はどうでも良い
などなど

何かショックでした。私が日本に来て日本語ほとんどできない時でもとても親切にしてもらいました。私の母も日本に来る時、1人で電車に乗って道に迷った時、必ず誰かが助けてくれて、母もとても良い印象です。

もちろん彼には仲の良い日本人の友達もいますが、仕事関係や外であった人の印象は余りにも悪いです。結局人それぞれ合う、合わないのがあります、私には日本がとてもあっていますが、彼には全く会わない、、、それは仕方がないと思いますが、そういう印象を持っているのがとても残念です。

2007年1月30日(火)
頭で考えるより心で感じること

人生には考えるより感じることが大事だと思います。

自分の人生の大事な決断をする時は頭で考えるのをやめて、心で感じることが大事です。考えると余計な知識、偏見、世間体、ステータスなどに左右されて、自分にとって一番良い選択ではなく、周りから見たら一番いい選択をすることが多いです。

しかし、頭を空っぽにして、心で感じて、決めたことは絶対自分にとって一番良い選択に繋がると思います。しかし、その選択は必ず、世間や周りの感覚から観たら一番良い選択ではないでしょう、、そこが難しいです。

人間はいろいろな「こうであるべき」のような基準を作っています。しかし、その基準、常識は国や文化によって違っています。でも、そういう基準や常識は結局表面的なものしか現せていないから、そういうことで左右されて人生を歩んでしまうとかなりの遠まわりになるでしょう。

スウェーデンで当たり前な事は日本で当たり前ではないことが多いです。例えば、スウェーデンに住んでいる女性が結婚して、専業主婦になると言ったら、周りから絶対「それはだめだよ!」といわれるでしょう。でも、日本に住んでいる女性がそういうことを言ったら、別に周りからだめだと言われないでしょう。また、スウェーデンに住んでいる女性が離婚を考えていたら、周りから「そう思うなら、離婚した方がいいよ」などのアドバイスされるでしょう、しかし日本でしたら「もう少し我慢した方がいいでしょう、子供の為」などのようなアドバイスされる可能性が高いでしょう。

人間としてのステータスなどを考えないで、自分は本当に心で感じることができれば、周りに何を言われようが、批判されようが、関係なく、自分にとって一番良い選択が出来るでしょうし、悩みの答えも出て来ます。

私も、今まで生きて来たなかで、本当に心で感じて決めたことがやはりすべて自分にとってプラスになりしました。一旦、表面的にマイナスに見えてものもありましたが結果としてはプラスになりました。

しかし、自分は感じていると思っているのに、本当は頭で考えて決めていることも多いです。そういう状態で決めたことはやはり遠回りになってしまいます。いつ”感じる”のかいつ”考えている”のか、、、それを見極めるのが難しいです。

頭を空っぽにしてといわれても難しいですが、私は”感じる”時、体の中が何か”わくわく”する、また別に悲しくもなにもないのに、涙が出るほど”感動”する、、、自分の中ではものすごく感じて、何の迷いもなく決断出来ます。しかし、その状態から抜け出したら、頭で考えると「よくこのような事を決めることが出来たなぁ」などのように思います。頭で考えて決めたなら、きっと違う方向に行ったでしょうね、、ということが多いです。

とにかく、私の中ではこれが感覚的なことですから、説明すればするほど読む方が私が何を言いたいのか分からなくなるでしょう、、分かりにくい記事になってすみません、、、

2007年1月29日(月)
日本のおっさん政治家のレベル

日本のおっさん政治家のレベルを再確認できました。

柳沢更生労働大臣が「女性は子供を生む機械」という発言は本当に信じられません、、、、
「女性に対して失礼」というレベルではなく、考え方の問題、頭の回転の問題です。
「産む人の数か決まっている、」のような事も言ったらしいですが、、、産めばいいという問題ではないですよ、大臣。育たなければなりません。

少子化問題を解決するためにトップに立てる大臣がこの程度の人で、またそういう人が長年の「ベテラン政治家」とは本当に信じられません。

私が以前から言っていますが、こういう”おっさん”が政治家をやっている以上、日本は良くならないでしょう。おそらく、自分で子育てをした事がないし、奥さんに対しても心から感謝した事もないでしょう。それこそ、自分の奥さんも「家政婦や子供を生む機械」だとしか思って来てないでしょう、、、

これだけ少子化問題、教育問題が議論されているのに、何もわかってない人が大臣になるなんて、阿部内閣には無理かな、、と思ってしまいます。

時代の変更についていけない政治家を選んでは行けません、、、

でも、東大卒らしいです!!!??この方が日本の学力が高かった時代の方でしょう、ですから、学力を数字ばかりで見ているとこういう人が育ちます。良い学校、良い大学などの表面的な事をばかり気にするとこの程度の人間が育ちます。

投票権を持っている日本国籍の皆さん、中身のある政治家を選んで下さい!

2007年1月28日(日)
子供に「つまらない」時間を作ってあげましょう

子供にも大人にも睡眠がとても大事です。

しかし、日本の子供達は他の国と比べて睡眠時間が短いような気がします。(正確なデータは知りませんが、、)。
最近、教育問題、いじめ、家庭内暴力など様々な社会問題が取り上げられていますが、私は個人的に睡眠時間の短さがかなり影響していると思っています。特に小学生、中学生には充分な睡眠をとる必要があるのに、日本の子供達が学校、塾、習い事であまりにも忙しいから、充分な睡眠時間が取れない子がとても多いと思います。親も睡眠時間の必要性がわかっているのかな?と思うときもあります。

今朝のテレビの情報番組を見たら、学力低下について議論されていました。やはりどんな番組や議論を聞いていても、論点がずれているんだな、、と思います。子供達の頭にいろいろなものを積み込んだから学力アップになるとは思えませんし、、、またデータとして学力アップになったとしても、精神的に不健康な子供を育てても意味がないでしょう?

小学生はやはり8時〜9時ぐらいには寝ないとだめだと思いますが、その時間に寝ている子供は少ないような気がします。睡眠時間が短い、テレビを見る時間が長い、ゲームをする時間が長い、本より漫画を読む、親との会話をする時間が長い、、このような生活習慣を見直さないと何も変わらないのではないでしょうか?

毎日早く寝れなくても、どこかで落ちついた時間を作ることが大切だと思います。1人で考えることもとても大事ですよね、、頭に詰め込んだ内容は寝るときや何もしない時吸収するでしょう。「ママ、やる事がない!!!つまらな〜い!!」ということをよく子供に言われますが、そういう時間がとても大切だと思います。そのやる事がない時、子供の想像力が働き始めるわけです。

子供達に睡眠時間と「つまらない」時間を作ってあげて欲しいです。

そこから、自分で考える力のある子供が育つでしょう。

2007年1月23日(火)
納豆騒動で笑ってしまいました

今回の納豆騒動で笑ってしまいました、、

笑い事じゃない!と思っている方もいるでしょうが、人間って単純だなぁ、、と思いました。

もちろんテレビ番組が嘘の内容を紹介したり、偽データを発表したりするのが当然許されないし、最低だと思いますが、テレビの報道で町の人へのインタビューを聞くと番組の制作会社に対しての怒りはもちろん皆さんがありますが、無駄(?)に納豆を食べたことに対しての怒りの方が強いような気がします。

結局、私に言わせれば、楽にやせようとすること自体が間違っています。楽にお金を稼ごうとする人、楽にダイエットをしようとする人の多くは結局騙されます、、、

今回も納豆ダイエットが紹介され、次の日からスーパーの納豆が売れ切れ!!値段が上がったお店もあったらしいですが、、番組の内容が嘘だったと分かったら、誰も納豆を買わなくなってしまいました、、、納豆業界が困っています。

「無理して納豆を食べたのに!!」「納豆をいっぱい食べて家族に笑われた!!」「もうやせる気がなくなった」などの怒りの苦情がテレビ局に寄せられたらしいですが、、、そういう反応こそ信じられません、笑うしかないですよね。番組の内容が本当でも嘘でも納豆は体にいいということに変わりはないわけです、、別に納豆を一生懸命食べたことで何か損したわけではないでしょう??そもそもそんな簡単に痩せられると思うこと事態がおかしいです。

楽な方へ楽な方へ行こうとすればするほど遠まわりですよ!当たり前なことですが、今後もテレビで楽なダイエット方法が紹介することがあるでしょう、その時はどういうものが売れ切れになるのでしょうか?(笑)

今日、納豆をいっぱい買ってきました!美味しく頂きます!

2007年1月22日(月)
授業中、携帯電話が当たり前?!

またスウェーデンの教育問題の話です。

昨日のスウェーデンのニュース番組を見たら「先生に生徒から携帯などを取り上げられる権利を与える法律が出来ました!」というニュースが読み上げられました。え〜!!特別な法律がなくても先生に当然その権利があるでしょう!、、と私が思っていましたがそうではないみたいです。

スウェーデンの高校では生徒達が授業中、音楽を聴いたり、携帯電話に出たりするのがよくあることだそうです!!信じられない話ですよね?

そして、今までは生徒から携帯を奪い取ることが出来なかったらしいです、、、ですから、電話がなっても、生徒が電話に出るため教室を出ても注意することが出来てもそれ以外のことが出来なかったということです。

「この法律はどう思う?」と生徒や先生達にインタビューをしたら、何人かの生徒は「よくない、だって大事な電話があったらそれに出るの当たり前でしょう!」、、、「奪い取るなんて、いじめ行為だよ!」「絶対先生と生徒の間に喧嘩になるわ」などなど、、ある先生も「よくないと思います、生徒達には話せば分かるから、無理に奪い取るのがよくないです、、、」と話ました。

問題はその法律ではなく、授業中にmp3プレイヤーを聞いたり、電話を持ったり、話したりする事があまりにも信じられなくて本当にびっくりしました。

この間も書きましたが、理想論ばかり語っていて、生徒達の権利や人権を考えて、携帯やmp3プレイヤーを禁止することが出来ないと思いますが、、、今回の法律に反対する人は結局自分の事しか考えてなく、周りにどんな迷惑をかけてもいい、自分さえ良ければなどのようなスウェーデン人でしょう。そして、これからはそういうスウェーデン人がドンドン増えて行くでしょうね、、

日本の教育にもいろいろ問題があるかも知れませんが、やはり改めて娘達がスウェーデンの学校でなくて、よかった!と思います。

2007年1月20日(土)
教育理想論

教育問題は日本だけではないく、スウェーデンにもさまざまな問題があります。
一番大きい問題は荒れている学校が多いということだそうでづ。私から見たらその原因は教育理想論にあります。数年前に、日本でも取り上げられましたが、スウェーデンの中学校の教科書にも載っている詩:

『子ども』   ドロシー・ロー・ノルト


批判ばかりされた子どもは
非難することを おぼえる

殴られて大きくなった子どもは
力にたよることを おぼえる

笑いものにされた子どもは
ものを言わずにいることを おぼえる

皮肉にさらされた子どもは
鈍い良心の もちぬしとなる

しかし、激励をうけた 子どもは
自信を おぼえる

寛容にであった 子どもは
忍耐を おぼえる

賞賛を受けた子どもは
評価することを おぼえる

フェアプレーを経験した子どもは
公正を おぼえる

友情を知る子どもは
親切を おぼえる

安心を経験した子どもは
信頼を おぼえる

可愛がられ抱きしめられた子どもは
世界中の愛情を 感じとることを おぼえる


この詩は確かにとても大事な事を語っていますが、やはり理想論と現実というものがあります。スウェーデンは子供の権利をとても重視としています。学校教育でも常に議論を大切にする事、自分の意見をちゃんと伝えることなどのような事を教えています。それが確かに大切ですし、基本的には私が大賛成です。また日本の教育にはそれが足りないのかも知れませんが、しかし、スウェーデンでは「子供の権利や人権」というものが行き過ぎている部分もあるのではないかと思います。子供は子供ですから、だから保護者の元で暮らす必要がありますし、教育されなければなりません。確かに子供の考えや意見を聞く必要がありますし、子供は自分の「もの」ではないから、子供ときちんとしたコミュニケーションをとる必要があると思います。しかし、リーダシップを取らなければならないのが大人である親です。でもその大人たちがちゃんとしたリーダーシップが取れない。

スウェーデンでは昔あった5段階の成績評価を三段階に減らしたり、小学校には成績はありませんし、とにかく子供達を縛り付けないで「自由」ということが大切にされています。
「子供の意見を尊重しましょう、、子供に説明すればちゃんと分かるんだよ、子供達と一緒に授業内容を決めましょう」のような考えはスウェーデンの学校や多くのスウェーデン人の考え方です。立派に聞こえますが、現実はどうでしょうか?子供達が壊れやすいクリスタルグラスみたいに接しているように見えます。

子供の周りには尊敬できる大人が必要だと私が思っていますが、子供に気を使いすぎ、リーダシップも取れない大人を尊敬できないでしょうね。

先日、スウェーデンのニュースで余りにも学校が荒れていますから、今後は「学校での態度」という科目を成績表に導入する案が政府から出されましたが、反対する人が多いです。「そんなことをやったから今の問題が解決されない、もっと根本的なところで子供達一人ひとりと向き合って問題を解決しないと、、」という意見が多かったですが、また理想論か!!、、、それができたら、何故荒れている学校が増えているのでしょうね??、、という感じになりますね。

そして、とうとう、昨日のニュースではある中学校が生徒達全員を帰しました、、、「子供の安全を保障が出来ません」という理由で生徒達が帰されました。ずっと前から荒れている生徒達何名かがいて、学校でかなり強烈な花火などようなものを持っていったり(ケガをした生徒もいます)、さまざまな問題を起こしてきました、学校側がその行動を止めることが出来ませんでした、、、そして、最終的には子供達の安全を保障できないから帰す、、ということになりました。
結局荒れた28名の生徒を別のところ(学校外)で教育機会を与えるということになったらしいですが、、、何故ここまでならないと学校側も行動を起こさなかったのでしょう???

やはり、理想論はあくまでも理想論です。上記の詩はとてもいいことを言っていますし、それを読んで
考えさせられる人も多いでしょう。しかし、ものごとは詩のように上手く行かないということです。日本も気をつけないとこの方向に行ってしまうのではないかと心配してしまいますね。

2007年1月19日(金)
質より量への教育??

今朝のニュースでは、教育再生委員会の話がありました。ゆとり教育の為に作った学校の5日制の見直しについても議論をするそうです、、、、

あぁ、、という感じですね。学力が低下したから、授業数を増やすことによって、学力がレベルアップをするとは思えません、、、

ここ数年、若者による、自殺、殺人、いじめなどなどさまざまな問題が起きて、それを議論し続けてて、解決方法を考えなければならないのに、、、その問題と学力低下問題などがすべて繋がっています。
最近の事件の特徴がいわゆる「エリート」と言われて子供が起こしていることが多いのに、、、「エリート」でなくても、普通の子供も生活のすべてが勉強ばかりになってしまうとどういう大人になるのでしょうか?学校は人間としての常識、心などを育つことが出来るのでしょうか?それは出来ないでしょう、出来ないから勉強しかやってない子供の多くが、本当に勉強しか出来ない子になってしまう。授業数を増やすことによって、当然家族と過ごす時間が減ります、、、ですから、学校教育の量は増えるが家庭教育の量は減るということになります、、皆さんそれでいいでしょうか??最近の議論では「家庭教育が大事だ!」と言っている方が多いですが、、、矛盾していませんか?

塾を無くして、クラブ活動の義務化をなくして行けば、授業を増やしてもいいかも知れませんが、、、

教育再生委員会に考えて欲しいです;日本はどういう大人を育ちたいのか?机に向かって、勉強しか知らない、精神的に弱い(今の学校は精神力を育てるのが難しいでしょう、、)、「お金ですべてを買える」という考えを持った人を育ちたいのか?それでしたら、どんどん授業数を増やして行けばよいでしょう。しかし、そうでなくて勉強も出来、人間としても心の広い人を育ちたいのであるべ、授業数ではなく、今の学校の内容を見直さないといけないのではないでしょうか??

2007年1月18日(木)
体の健康、心の健康

新しい年が始まったのに、いきなりブログ更新が遅れています、、、、(@@)

スウェーデンのテレビを見たら、スウェーデン人の健康(体も心も)についての番組でした。その番組によるとスウェーデン人がとても健康に気を使っている国民です、食事、運動など体の健康に関しては世界一でも言えるのかも知れません。また、スウェーデン人は社会制度がよく出来ているので、長期休暇なども取れる国ですし、学校の教育もそれこそ本当の意味での「ゆとり教育」を実践しているように見えます(笑)、、、から当然心も他の国より健康だろうと思ってしまいますが、スウェーデンほど心が「不健康」の人はいないようにも気がします。番組でもそのような話をしました。去年のブログにもこのような話を少し書いたかと思いますが、本当にスウェーデン人は精神的につかれている国民です。精神的の疲れや病気で仕事ができない人がとても多いです。だから、Outburnded(燃え尽き症候群)、Timeout(数ヶ月の長期休暇を取ること)などのような新しい「流行語」もうまれてくるのだと思います。

何故スウェーデン人がそこまで心が貧しくなっているのでしょうか?その番組ではその答えが出なかったのですが、結局話し合いだけで終わってしまいましたが、その中に取り上げられたのが、スウェーデン人の宗教観でした。国としてはスウェーデンはキリスト教ですが、現在本当に信仰をしている人がほとんどいないです。「聖書に書いてある”神様”を信じない」と言っている方が多いですが、「何か別のものを信じている」と説明する方がほとんどです。その「何か」については余りオープンに話しをしないです。

番組によるとスウェーデンでは宗教や死について話をするのはある意味でタブーだそうです。スウェーデンに住んでいる外国人がそう思っているらしいです。

結局多くのスウェーデン人の多くはうわべだけで生きているような気がします。体の健康は誰よりも大切にしています、社会制度、教育問題、心理的なカウンセリングなどにはかなりの力に入れていますが、科学的、常識的に説明できない世界に入ると「ストップ!」がかかってしまいます、、、オープンに話しすることでさえが出来ません、、

去年スウェーデンのラジオの電話インタビューを受けました。「何でそんなに日本が好きなの?」という質問に対して、私は軽く、冗談半分「前世、日本人だったかも知れませんね!」と笑いながら言ったら、そこの部分だけが放送の時カットされました、、、、

物理的な豊かさはすばらしいですが、、心の豊かさはないですね、、日本にも色々な問題がありますが、まだ日本人の方がその心の豊かさがあるのではないでしょうか?

2007年1月11日(木)
人生に失敗?

私は人生に失敗はないと思っています。

表面的な失敗はもちろんあります、例えば起業に失敗した、入学試験に失敗したなど、、、もうひとつ特に日本で使われているのが「結婚に失敗」離婚後に×が付くのが日本だけでしょう。しかし、結婚に失敗したという表現が間違っていると思います。

私達は人生で経験することが全て必要だと思っています。ですから、結婚したから何が何でも死ぬまでその相手と一緒に暮らさないと「失敗した」ということにはならないと思います。結婚相手を選んだのが自分ですし、結婚をすることを決めたのも自分です。おそらくその決断をした時の自分にとってその選択がよかったでしょう。
出会った時、結婚した時はお互いを必要としたから一緒になったわけです、結婚の理想はお互いが刺激をし合って、人間として同じ方向を成長して行くことですが、それはなかなか難しいでしょう。結婚生活の中ではさまざまな問題が起きて来るし、その問題を乗り越えることによって、2人ともが成長するでしょう。結婚というのは妥協、譲り合い、我慢の連続でもあると思います。でもその根本にはお互いへの愛、尊重、友情なども必要だと思います。その我慢と妥協がある一線を越えたら、”健康的”ではなく、自分にとってマイナスになったら、それ以上一緒にいる必要はないと思います。でも、これはけして失敗だとは言えないとも思っています。今までの経験があったから、今の自分がいるわけですから、自分が経験をして来たこと(いい事も悪いことでも)を否定してはいけないと思います(反省や勉強は必要ですが、、)。また、表面的にはマイナスに見えても自分にとってプラスな経験がとても多いです。(そういう経験の方がプラスに見えてプラスの経験より多いかも知れません)

どこの国でもそうだと思いますが、特に日本には「こうであるべき」という人間が決めた社会的な”ルール”があって、そこから外れてしまうと「失敗枠」に入れられてしまいます。

スウェーデンは1人世帯の数が世界一だそうです。全世帯数の40%が1人世帯です。最初からシングルの人もいれば、離婚してシングルになった人ももちろん多いです。でもシングルであることはけして社会的に「失敗」だと思われていません。現代社会にはさまざまな生き方が尊重されていますし、何回も方向性を変えても失敗扱いはされません。

結婚ばかりではなく、学校、仕事などにも同じことが言えると思います。失敗ではんく、別の表現を使って欲しいと思います。失敗はとてもマイナス的な表現です、しかし、選んだ仕事が自分に合わなかったからやめたとしてもそれは失敗ではないです。そして、合わなくてもそこで経験をしたことは絶対次の仕事で活かすことが出来ます。ですから、いわいる「人生の失敗経験」というのがとても良い勉強になるし、貴重な経験です。失敗したというより、「良い勉強させてもらいました」と思った方が良いでしょう。そして、それより、人生の良いことも悪いことも、すべては自分で決めたことを忘れてはいけないです。

もちろん社会的なルールや常識を守りながら生活していかなければなりませんが、もっと自由に「人生の方向転換」ができればいいのに、と思いもます。

2007年1月2日(火)
今年のブログ

2007年、日本に来たのが1989年でしたので18年目ですね、、長い!来た時は3ヶ月の予定でしたからね。

人生はどうなるか分かりませんね、、この先に何かが待っているのも分かりません。でも、私にとって、日本に来て正解でした!

ブログには社会問題などいろいろと日本への批判的なことも書いていますが、やっぱり私が日本が好きですね。1989年の夏、成田空港から都内へ移動している時、「やっと、帰って来た!!」と、思いました。なぜ、そう思ったのかが分かりませんが、何か安心しました。それから、一度もスウェーデンに戻りたいと思ったことはありません。

しかし、日本に長くいると当然もっともっと良い社会を作りたいという気持ちになるわけです。その気持ちをこのブログに書いたりしています。きついことも、読む人が納得できないことも書いたりしますが、そこから議論が生まれれば一番良いと思っています。議論なしでは良い結果を出すことも出来ません。

話が少し戻りますが、私がなぜ日本が好きだと聴かれても、具体的な答えを出せないと思いますが、とても楽に生きていられるからだと思います。楽というのが物理的な生活面ではなく、私は私でいられる、そして、日本に来たばかりの時は「日本では女らしくいられるんだ!」と思ってとてもほっとしました。スウェーデンにいる時はそういうことも分からなかったでしょうが、スウェーデンでは常に戦っていたような気がします。このブログにも私が男女平等についてさまざまな記事を書いていますから、その記事内容と「女らしく入られる」と思ってほっとしたことが矛盾していると思われる方もいるかと思いますが、そうでもないです。

やはり、男性と女性は平等だと私が思っています、社会の一員として平等な義務と権利がないといけないとも思っています、しかし、男性と女性は同じではありません。でも、スウェーデン(スウェーデンだけではないのですが、、)の女性社会進出運動では女性は女性らしさを否定し、女性は男性みたいにならないといけないところがあります。それは間違っていると私が思っていますし、多くの女性が無理をしていると思います。私も日本に来て、初めてそのことに気が付きました。しかし、女性らしさを保つから女性は家に入らなければならないとか、女性だけが家事をしなければならないなどはまた違います、、やはり私がいつも言っている、男性、女性関係なく、人として自分らしく生きられるのが一番ですね、、

今年のブログにどういう話題が出るか分かりませんが、教育、子育て、福祉、男女平等、政治などの課題が多くなるでしょう。スウェーデン情報も時々!読む方がうなずく時もあれば、腹が立つときもあるでしょうが、多くのご意見をいただければと思っています。

今年も楽しく過ごします!!